タルトを作る前に - タルト台の生地について
 
 
タルトを作る前に - タルト台の生地について
木粉粘土を混ぜる理由  仕上がりの比較

作りたい生地のイメージは何?

樹脂粘土と木粉粘土
バナナとキウイのチョコレートタルト<br/>※タルト台は<a href=article.php?contentsno=27&lang=ja class=url target=_blank >グレイス</a>と<a href=article.php?contentsno=32&lang=ja class=url target=_blank >コスモス</a>と<a href=article.php?contentsno=46&lang=ja class=url target=_blank >ウッドフォルモ</a>を2:2:1で混ぜたもので成形
バナナとキウイのチョコレートタルト
※タルト台はグレイスコスモスウッドフォルモを2:2:1で混ぜたもので成形
軽量粘土と木粉粘土
ベリーのタルト<br/>※タルト台は<a href=article.php?contentsno=34&lang=ja class=url target=_blank >ハーティ</a>と<a href=article.php?contentsno=46&lang=ja class=url target=_blank >ウッドフォルモ</a>を1:1で混ぜたもので成形
ベリーのタルト
※タルト台はハーティウッドフォルモを1:1で混ぜたもので成形

軽量粘土と木粉粘土
軽量粘土と木粉粘土
皆さん、タルト生地と言えばアクリル絵の具の黄土色で着色した軽量粘土や樹脂粘土を使って作られることが多いのですが、軽量粘土 樹脂粘土 に木粉粘土を混ぜたもので作られることもあるのをご存知でしょうか?木粉粘土とは木の粉で作られた茶色い粘土のことです。実は、タルト生地に木粉粘土を混ぜることで雰囲気ある作品に仕上げることができるのです。
木粉粘土の含有量による違い
次の写真は、軽量粘土(ハーティ)をベースに木粉粘土(ウッドフォルモ)を混ぜたものですが、木粉粘土を混ぜる割合によってイメージが変わることが分かります。
50%混ぜたもの<br/> (無着色)
50%混ぜたもの
(無着色)
ごく少量混ぜたもの<br/> (黄土色で着色)
ごく少量混ぜたもの
(黄土色で着色)
左は木粉粘土を多く混ぜたことによって結構茶色くなったためアクリル絵の具では着色していません。一方、右は木粉粘土をごく少量混ぜただけなので木の点がまばらに見え、アクリル絵の具 (黄土色) での着色によって黄色っぽくなっています。

ただし、、樹脂粘土に木粉粘土を混ぜる場合は注意して下さい。木粉粘土はモデナコスモスなどの樹脂粘土と相性がよくないからです。樹脂粘土に木粉粘土を混ぜる場合は少量だけにする必要があり、結果としてアクリル絵の具 (黄土色) で着色することになります。

粘土の種類による仕上がりの違いを比較する

ここで紹介する3つの写真は軽量粘土 樹脂粘土 をベースに木質粘土 ウッドフォルモを混ぜて作ったタルト生地です。使用する粘土によって完成作品のイメージがどのように変わるのか比べてみます。軽量粘土ベースのものは見た目にも軽量感が出ま

軽量粘土編

ハーティ

焼き色を付ける前
ハーティ:ウッドフォルモ=1:1<br/>無着色
ハーティ:ウッドフォルモ=1:1
無着色
焼き色を付けた後
|軽量粘土のハーティとウッドフォルモを1:1で混ぜて作ったタルト生地です。無着色のまま成形して乾燥後にアクリル絵の具 (黄土、茶色、こげ茶色) で焼き色を付けています。軽く乾いた質感に仕上がりました。

ウッドフォルモの含有量が50%と多く、生地は茶色っぽくなりますが、乾燥後の焼き色を付けるときにアクリル絵の具の黄土色を全体に塗っているので自然な色味になります。赤みを抑えたい場合はウッドフォルモの含有量を減らして下さい。

樹脂粘土編

モデナ

焼き色を付ける前
モデナ:ウッドフォルモ=14:1<br/>黄土色を混色
モデナ:ウッドフォルモ=14:1
黄土色を混色
焼き色を付けた後
樹脂粘土のモデナに少量のウッドフォルモを混ぜてアクリル絵の具の黄土色で着色した粘土でつくったものを乾燥させた後、アクリル絵の具 (黄土色、茶色、こげ茶色) で焼き色を付けています。とてもよい感じに仕上がりました。

  1. 写真のものは2cm玉 (計量スプーン小1) ×3.5個分のモデナに8cm玉のウッドフォルモを混ぜています。樹脂粘土は乾燥すると色が濃くなるので薄めの黄土色に着色します。

コスモス+グレイス

焼き色を付ける前
<a href=article.php?contentsno=32&lang=ja class=url target=_blank >コスモス</a>:<a href=article.php?contentsno=27&lang=ja class=url target=_blank >グレイス</a>:ウッドフォルモ=3:3:1<br/>無着色
コスモスグレイス:ウッドフォルモ=3:3:1
無着色
焼き色を付けた後
これはベースに黄土色を混ぜずに成形し、乾燥後にアクリル絵の具 (黄土、茶色、こげ茶色) で焼き色を付けています。一番成形しにくいベースでしたが、焼き色を付けると予想外によい仕上がりになり驚きました。コスモスがはいっているので触るとかなり硬く重く見た目にも分かります。陶器のような質感がリアルで、結構気に入りました。

  1. 写真のものは1.5cm玉 (計量スプーン小1/2) をグレイス:コスモス:ウッドフォルモ=3個:3個:1個の比率で混ぜています。焼き色の付け方は通常とは異なります。3回に分けて塗りますが、1回目は黄土色+茶色、2回目は1回目の色にこげ茶を加え、3回目は2回目の色にさらにこげ茶を加えて塗っていきます。
全体
< 21 22
材料はアイデア次第!
 
トッピング材料
「スイーツデコでもっと多様な表現がしたいけれど、市販のデコソースやホイップクリームを買う余裕がない・・・」という方でも大丈夫!!手軽に入手できて多様な表現ができる便利な材..
作品の幅を広げる道具
 
道具3
スイーツデコでもっと多様な表現をしたくなったときに活躍する道具たちです。ステンシル用の筆は一般的な水彩絵の具の筆よりも毛足が短く硬めで、コシが強いのが特徴..
あると便利な道具
 
道具2
スイーツデコやフェイクフードの制作に慣れてきたら次にそろえたいのがこれらの道具。作業効率を上げ、精度を高めてくれる道具たちです。クッキーの抜き型やシリコン型で型..
最初にそろえたい道具
 
道具1
一度にたくさんの道具をそろえるのは大変!ここではこれからスイーツデコを始めようという方におすすめの道具を紹介します。筆は、粘土が乾燥した後に表面に着色するときやニス..
質感の表現に
 
石粉・木粉・コルク・油粘土(商品一覧)
ここでは樹脂粘土では表現しにくい質感を出せるユニークな粘土を紹介!スイーツデコやフェイクフードの制作においては単品で使わず樹脂粘土に少量混ぜて使用するのが一般的です。そう..
用途に合わせて
 
透明・パンフラワー・紙・油粘土(商品一覧)
透明粘土や紙粘土はスイーツデコやフェイクフードによく使われますが、パンフラワー粘土はレリーフや花の素材によく使われるのでスイーツデコやミニチュアフードの制作が目的なら優先..
基本の粘土2
 
軽量粘土(商品一覧)
樹脂粘土や紙粘土のうち、特に軽量化された粘土は軽量粘土とも言われています。軽量粘土は軽いので観賞用のフェイクスイーツやアクセサリーなどによく使われます。基本的には強度のな..
基本の粘土1
 
樹脂粘土(商品一覧)
ここで紹介する樹脂粘土は、スイーツデコやフェイクフード、ミニチュアフード制作によく使われています。オーブンで硬化するオーブン粘土(Polymer Clay)と区別するため、自然乾燥で硬化..
樹脂粘土って何?
 
粘土の種類別特徴
ここでは粘土の種類を簡単に説明します。皆さんが知らない粘土がいっぱい!? 種類の豊富さにびっくりですが、ここではその一部を紹介しますね!樹脂ベースで作られた自..
5作品
 
作品集2
目玉焼きの白身部分のみエポキシレジンで、それ以外はモデナで作っています。いちごとブルーベリーにはモデナ..
< 21 22