タルトの作り方1 - タルト台の成形
 
 
タルトの作り方1 - タルト台の成形
道具と材料  タルト台の作り方  クリームの詰め方

木粉粘土を混ぜてよりリアルな質感に!

よく見かけるのは丸い形のタルトですが、ここではマドレーヌの型を使って長方形タルトを作ってみましょう!軽い作品に仕上げたい場合は軽量粘土を、丈夫な作品に仕上げたい場合は樹脂粘土を使います。 → タルト生地について

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セリア で購入 (アルミ製) / 100円[税別]
タルトの裏側
タルトの裏側
準備物
→ 道具と材料
※[    ]は必要に応じて準備するもの

タルト台の作り方

ここではハーティ (軽量粘土) とウッドフォルモ (木粉粘土) を1:1で混ぜて作っていますが、皆さんの好みに応じて木粉粘土の使用量を変えてみて下さい。
①軽量粘土 (左) :木粉粘土 (右) =1:1
①軽量粘土 (左) :木粉粘土 (右) =1:1
②均一に混ざるまでよく練る
②均一に混ざるまでよく練る
ウッドフォルモは水分を含んでいるため乾燥前の色はかなり濃いですが、乾くとだいぶん薄くなります。
→ 乾燥前後の色の比較写真を見る

➂粘土が型離れしやすいように型の内側に指でオイルを塗っておく
➂粘土が型離れしやすいように型の内側に指でオイルを塗っておく
④タルト生地を型の形におおまかに合わせて平たくする
④タルト生地を型の形におおまかに合わせて平たくする
⑤タルト型の形に沿ってて5mm厚くらいに広げていく<br/>※隅々までしっかりと押さえて型にしっかり密着させる
⑤タルト型の形に沿ってて5mm厚くらいに広げていく
※隅々までしっかりと押さえて型にしっかり密着させる
⑥形からはみ出た余分な粘土を取り除く
⑥形からはみ出た余分な粘土を取り除く
ポイント
  1. ⑥では金属ヘラを使用して余分な粘土を取り除いていますが、実は指を使う方がきれいにできることが分かりました。親指で縁の内側から外側に向かってすり切っていくと縁が平に仕上がります。工程⑧も同様です。

⑦棒でタルト形にそって側面の形を整える<br/>※ここでは<a href=article.php?contentsno=59&lang=ja#7本針 class=url target=_blank >7本針 <span class=badurl></span></a>のお尻部分を利用
⑦棒でタルト形にそって側面の形を整える
※ここでは7本針 のお尻部分を利用
⑧再び縁からはみ出た部分を取り除く
⑧再び縁からはみ出た部分を取り除く
⑨縁の部分に歯ブラシで質感を付ける<br/>※このとき粘土の縁をはがすようにたたくと⑩で外しやすくなる
⑨縁の部分に歯ブラシで質感を付ける
※このとき粘土の縁をはがすようにたたくと⑩で外しやすくなる
⑩型から外す<br/>※形が崩れてしまうときは2~3時間後に外す
⑩型から外す
※形が崩れてしまうときは2~3時間後に外す
ポイント
  1. 2~3時間乾燥させることで粘土を型から取り外すときに粘土の形が崩れないくらいの固さになり簡単に型から取り外すことができます。それ以上乾かすと⑪の工程で質感付けができなくなるので注意して下さい。
※粘土を長時間放置し完全に固まってしまった場合でも粘土は乾燥によって縮んで小さくなるので簡単に型から取り出せます。

⑪外側はまだ半乾きなので固めの歯ブラシや<a href=article.php?contentsno=54&lang=ja#歯ブラシ他 class=url target=_blank >金属ブラシ <span class=badurl></span></a>、たわしなどで質感を付ける
⑪外側はまだ半乾きなので固めの歯ブラシや金属ブラシ 、たわしなどで質感を付ける
⑫1日乾燥させる
⑫1日乾燥させる
注意
  • 金属のタルト型の材質によっては粘土の水分で錆びる場合があるのでタルト型から粘土を取り出したらすぐに水分は拭き取っておく (ちなみに、私はアルミ製の型を水分も拭きとらず何度も使っているが錆びていない)
  • タルト台を完全に乾かしてからクリームを詰めるとクリームが乾燥するとともに縮んでタルト台とクリームの接着面に隙間ができてしまうため、タルト台が完全に乾燥する前にクリームを詰める (双方がともに縮むと隙間ができにくい)

次は、タルト台の中にクリーム (軽量粘土や樹脂粘土) を詰める工程です。

クリームを詰める

ここでは軽量粘土のハーティソフトをアクリル絵の具 (微量の黄色と白) で着色して作ったカスタードクリームを詰めますが、皆さんは、生クリーム、チーズクリーム、プリン、チョコクリームなど詰めるものに合わせた色に着色して下さい。
※下の写真では諸事情から着色したタルト台を使用していますが、実際の着色はクリームを詰めた後の工程で行います。
① 粘土をアクリル絵の具で希望の色に着色する
① 粘土をアクリル絵の具で希望の色に着色する
② タルト台のクリームを詰める部分に木工用ボンドを塗る<br/>※①を詰めたときにボンドがはみ出ないように塗る
② タルト台のクリームを詰める部分に木工用ボンドを塗る
※①を詰めたときにボンドがはみ出ないように塗る
➂ <a href=article.php?contentsno=54&lang=ja#アートプレッサー class=url target=_blank >アートプレッサーやのし棒 <span class=badurl></span></a>などを使って①を均一な厚みの楕円形に伸ばしたものを、タルト台にはめる
アートプレッサーやのし棒 などを使って①を均一な厚みの楕円形に伸ばしたものを、タルト台にはめる
④ タルト台に隙間なく詰めて表面を平らに整えてからクリームの表面に歯ブラシやたわしなどで質感をつけ、1週間乾かす
④ タルト台に隙間なく詰めて表面を平らに整えてからクリームの表面に歯ブラシやたわしなどで質感をつけ、1週間乾かす
タルト台にニスを塗る場合は、④が完全に乾燥した後にツヤなしニスを塗る (※トッピング前に塗っておく)

注意
  1. 軽量粘土ではなく樹脂粘土で白いクリームを作る場合は白色で着色したものを使う (樹脂粘土は無着色のまま使うと乾燥後に透明感が出てしまうため)

次は着色です。
→ タルト台の着色方法
全体
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