ステンシル用の筆  化粧用スポイト  グルーガン  クリームしぼり袋と口金  コーキングガン  クラフトパンチ  カラースケール

スイーツデコでもっと多様な表現をしたくなったときに活躍する道具たちです。

道具の使い方

香水や化粧水などを容器に移し変えるときに使われる化粧用スポイト。丸い先端部分をペンチでつぶしてしずく形に変形させたものを粘土に押し当てると、イチゴの種模様を表現できます。日本の100円ショップダイソーには、大中小さまざまなサイズがあります。108円[税込]。
化粧用スポイトが手に入らない場合は、三角形に切ったクリアファイルを巻いてコルネを作り、先端をしずく形にすれば代用できます。また、しずく形を大きく作れば、グレープフルーツやミカンの粒の表現も可能です。コルネはこれ以外にも、薄いビニール素材のもので作ってペースト状の粘土を入れて絞れば細い文字や模様をえがくこともできます。グルーガン (Glue-gun) は直訳すると糊の銃です。名前のとおり銃の形をした工具で、スティック状の糊 (接着剤) であるグルースティック をセットし、加熱溶解して吐出することで物を接着します。スイーツデコでは、カラーのグルースティックを使ってチョコやイチゴチョコなどの表現が可能です。グルーは冷めるとすぐに硬化しますが、加熱中は常に気化し続けて臭いが発生するため換気が必要です。

グルーガンのサイズは大小の2つしかなく規格は日韓同じなので、韓国のグルーガン (小) に日本のグルースティック (7mmや7.5mm) を使用しても問題ありません。ただし、電圧やコンセントの差込口の形状が異なるのでグルーガンは在住国のものを買いましょう！ホイップクリームをしぼるときに使います。大型マートやダイソーなどで購入。プラスチック (ポリプロピレン製) の絞り口がセットのタイプもあります。模様はさまざまですが初めは星形のものを買うのが無難です。

ホイップクリームの材料には粘土を水で溶いたものや建築用のシリコーンなどを使用しますが、ホイップに建築用のシリコンシーリング材 や市販のスイーツデコ用の水性フェイククリームを使用するときは必ずポリエチレン (PE) かポリプロピレン (PP) 製の絞り口を使用しなければなりません。金属製絞り口を使用すると硬化後のシリコーンが絞り口にくっついてしまい取れなくなりますが、ポリエチレン (PE) かポリプロピレン (PP) 製の絞り口を使用すると硬化したシリコーンも簡単にはがれるからです。コーキングガンは、建築用のシリコンシーリング材をセットしシリコーンを吐出するための工具です。コーキングガンを使ってシリコーン材をしぼり袋につめて絞るとホイップクリーム状に出てきます。このとき上の写真のように、クリアファイルのようなポリエチレン (PE) かポリプロピレン (PP) 製の物の上に絞るとシリコーンが硬化した後に簡単にはがせますが、金属やガラス、木材や粘土などの素材にはくっついてはがれません。

日本製のシリコンシーリング材には、ホワイト以外にもブラウンやアイボリーなどチョコホイップやバナナホイップの表現として使えるカラーがあります。日本のホームセンターに行けば簡単に手に入りますが、韓国の店頭では見かけません。韓国のネットショッピングモールや楽天で購入するとよいかもしれません。

たくさん使用するには経済的な建築用シリコーン！最近の商品には臭いがきつくないものもありますが、完全に乾燥するまでは常に有毒ガスが発生しているので必ず十分な換気を！！また手につかないようにビニール手袋をはめて汚れてもよい服装で取り扱って下さい。

→ コーキングガンの使い方カラースケールはパジコの製品でモデナカラーやハーティを混色するときの粘土の計量用として売っています。カラーチャートがついているのでわかりやすい！これがあれば望む色を簡単に作れるだけでなく、毎回同じ色を作り出すことができます。また、カラースケールは本来の用途以外にも、ブルーミックスの計量に使用することもでき、ドーム型なのでミニのアイスクリームの型としても利用できます。粘土を詰める前にベビーオイルを塗っておくと型離れがよいですよ。楽天を通じてシュゲールやユザワヤ、ワイズツールで購入できます。

余談ですが、付属のスティックはセメダインのスーパーXクリア を細かい部分に塗ったり、絵の具と混ぜたりするときに重宝します。スティックがポリエチレン (PE) またはポリプロピレン (PP) 製の物のため、接着剤が固まった後でも接着剤を簡単にはがせるからです。