ドライクランベリーの作り方1 - 作る前の予備知識
ドライクランベリーの作り方1 - 作る前の予備知識
明るく作る方法  液体着色料の量の微調整

作品に合わせて雰囲気を変えよう!

ナッツ類ををトッピングするとき、挿し色として使いたいドライクランベリー。透明感を出すためにすけるくんとクリアカラーを使って作りますが、作品によって色味や明るさを変えて作ってみてはいかがでしょうか?
A: 暗いクランベリー <a href=article.php?contentsno=305&lang=ja#着色方法A class=url target=_blank >(→ 作り方) <span class=badurl></span></a>
A: 暗いクランベリー (→ 作り方)
B: 明るいクランベリー <a href=article.php?contentsno=305&lang=ja#着色方法B class=url target=_blank >(→ 作り方) <span class=badurl></span></a>
B: 明るいクランベリー (→ 作り方)
暗くて透明感に欠ける渋いクランベリーAと明るく適度な透明感があるクランベリーB、皆さんが作りたいイメージはどちらでしょうか?Aは茶色 (バーントシェンナ) が多めに使われているので暗くて渋い赤色になっています。それに対して、Bは茶色の使用量が少ないため鮮やさと透明感のあるオレンジがかった赤色です。

明るくきれいめに作るには?

ドライクランベリーは着色の仕方によって仕上がりの透明感や鮮やかさ、明るさが変わってきます。
1回目の着色 (混色)
1回目の着色 (混色)
2回目の着色 (塗装)
2回目の着色 (塗装)
ドライクランベリーは2回に分けて着色するのですが、1回目は粘土を練るときに塗料やインクを混ぜて色付け (混色) し、2回目は粘土が完全に乾いた後に表面を筆で塗ります。

Bのように透明感があるきれいめのドライクランベリーにするには、何色に着色するかも関係ありますが、それ以上に1回目の着色を薄めにすることが重要です。つまり、色相よりも明度が重要ということです。クランベリーBにする場合は、次の写真くらいの薄さになるように着色して下さい。

透明感を持たせ明るく作りたい場合
乾燥前
乾燥前
乾燥後 (2回目の着色前)
乾燥後 (2回目の着色前)

ドライクランベリーの着色方法

塗料やインク量の調整

次の写真をご覧ください。
右の方が濃い
右の方が濃い
右の方が濃いです。写真では差が分かりにくいですが実際はもう少しはっきりと差が分かります。透明粘土のすけるくんの着色においては、この微妙な差でも仕上がりの透明感に大きな影響が出ます。冒頭に掲載しているような明るいクランベリーを作るには左、暗いクランベリーを作るには右のような濃さで着色をしなければなりません。

どちらもすけるくんにタミヤカラーDr.マーチン の2色を混ぜて着色したものですが、Dr.マーチンの使用量が違い、左は1滴弱、右は1滴です。

では、塗料やインクのような液体の着色料の量をどのように微調整すればよいのでしょうか?
Dr.マーチンのようにスポイトを使用する場合
スポイトの先端にインクが溜まった状態で
スポイトの先端にインクが溜まった状態で
粘土にチョンと当てる
粘土にチョンと当てる
上の写真のように、表面張力でスポイトの先端にインクが溜まった状態で直接粘土にインクを当てると1滴より少ないインクが粘土に付きます。あるいは、インクを粘土の上に1滴垂らしてからティッシュで若干吸い取る方法もあります。

タミヤカラーのようにつまようじを使う場合
つまようじで紙の上に位置をずらしながらポタポタと連続で塗料を垂らして見て下さい。1滴目と2滴目では落ちる量が違うのが分かります。2滴目に落ちるしずくの方が量が少ないので、これを利用します。2滴目のみを粘土の上に落とすことで、1滴弱という量でも着色可能になります。