顔料と染料の違い - 塗料の性質を知ろう!
違いが分かればレジンをきれいに着色できる!
皆さんは、染料と顔料の違いが分かりますか?まずは簡潔にまとめてみます。
- 顔料 ・・・ 溶剤に溶けない粉末の着色剤 (基本的に不透明)
- 染料 ・・・ 溶剤に溶ける粉末の着色剤 (基本的に透明)
※染料や顔料などの物質を溶かす液体を「溶剤」というここではスイーツデコでよく使用される塗料、
タミヤカラーを例に説明します。タミヤカラーには顔料タイプと染料タイプがあり、マットカラー (不透明色) には「顔料」が、クリアカラー (透明色) には「染料」が着色料として使われています。
液体状態のちがい
この両者の一番大きな違いは何でしょうか。塗料をしばらく静かな状態で放置すると・・・
顔料タイプ (左) は顔料が沈殿し溶剤と分離しました!それは、顔料は粒子が大きく溶剤に溶けきれず溶剤の中に分散した形で存在するからなんです。それに対して染料タイプ (右) は、染料が溶剤に溶けた状態で存在し分離しません。
顔料: 顔料部分が沈殿し無色透明の溶剤部分と分離している
染料: 溶剤に染料が溶け込んでいるので塗料全体に均一に色がついている
発色のちがい
顔料とちがって染料はクリアでツヤのある発色です。どうしてそうなるのでしょうか?それは、染料は粒子を持たない物質だからです。液体全体に色がついていて濃度の高い発色となります。それに対して、顔料は粒子であるため濃度が低くなるんですね。また、染料には複数の色を混ぜ合わせることで比較的簡単に新たな色を作ることができるという特徴があります。
その裏技を使って着色したのがこのキャラメルのモチーフです!レジンが硬化不良をおこさずきれいに着色できるように、これら染料や顔料の性質を理解し応用すればいいのです!
→ 顔料系塗料できれいに着色する裏技! ※モチーフの写真は作家の永高真寿美さんのブログより転載
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